見かけたボディビルダー

11月 19th, 2012
by admin

家族で都内に出かけ、駅のホームで電車を待っていたときのことです。

「パパ、あの人凄いよ」

息子は小声で私に話し、知らない男性の人を指差しました。

「こら、人を指差すんじゃないよ」

私は失礼だと思い、とっさに指を下げさせました。

「でもほら、あの人みたい。ターミネーターの」

そういった息子の指した先をよく見ると、確かにそこにはターミネーターが…… ではなく、ものすごい筋肉をした長身大柄の男性が立っていました。

「うわ、確かに凄いなぁ」

「でしょ。プロレスラーかもよ?」

「いやぁ、レスラーじゃないと思うけど。レスラーはもっと肉つきがいいからなぁ。でも格闘家かもね」

気がついたら、息子と一緒になってその人のほうをチラチラ見てしまっていました。私も息子も、プロレスや格闘技が大好きなんです。それで、興味を持っちゃった訳です。

しかし、子どもの恐れ知らずな行動は凄いですね。息子はふらっとその大柄な男性のところに近づいていって、近くでじろじろ見だしたのです。

「だめだめ!」と思い、息子を連れ戻そうとしたら、時すでに遅し。大柄な男性は息子に気がついてしまいました。

男性はしゃがみ、何か息子と話をすると、半袖シャツを捲り上げて上腕筋を露にし、力コブを作って息子に触らせてあげました。

「すいません! うちの子が……」

と、私はかけよりました。

「いえいえ、いいですよ。減るものでは無いですし」

笑って男性は答えました。

朗らかなムードになったのを良いことに「私も触っていいですか?」と訪ねてしまっていました(笑)。

凄い太さでした。私の両手の平で和を作っても、指先が届かないほどでしたから。

「格闘技でもやってらっしゃるんですか?」

私は訪ねました。

「いえいえ。そんな大層なことやってません。単なるボディビルですよ」

「なるほど~ それで筋肉が綺麗に浮き上がってるんですね」

「普段はこんなに目立たないんですけどね、今は大会に向けて減量中なので筋肉の境が見えるようになってるんです」

気がつけば、電車が到着するまで色々と話を聞かせてもらってしまっていました。ボディビルをやってる人を間近で見たのは初めてでしたから、少々興奮もしてしまいましたよ。

ボディビルって、思っている以上に過酷な競技なんですよね。減量の厳しさは、ボクサーの辛さにも引けをとらないといいますし。

しかしあんな体を見せ付けられてしまうと、自分の体が情けなくて仕方ありませんでしたね(笑)。歳を聞いたら、私の2個下と近かったのもまた、恥ずかしさを感じました。

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